マンボラマ 2018年春 展示会





見てきました。
NECESSARY or UNNECESSARYとBAG 'n' NOUNの'18Spring展示会。













































2018年 春物展示会 盛況でした。


前回「総合力」と触れましたが

マンボラマの物作りは、トップスやボトムスのパタンナーさん、Sampleを縫う人

生産をする工場と、長く継続したメンツで行われている。

製品になる前の修正なども、デザイナー小澤 健が直接、その場でする。


毎季と日々のプロセスのその中で、例えば5年前に「完成」していた物は、

小さな鍵やピースが合わさっていき、”もっとよく”なったと発表されている。


人、技量、環境を数回かぎりで終わる「アイテム」として扱わない

同じ人たちと回を重ねるからこその発見と調整で

作るものを進歩させている姿は、まるで熟練のプロ野球選手のようです。

バッグンナウンの鞄が、今でも大阪堺市の一つの工場でのみ縫われているのは、このことから辿ると腑に落ちる。


小澤さんは「ストイック」という言葉が好きでないようで、「貪欲に」と仰られるが、

世間的に伝わるよういえば、魂を磨くような、ストイックの極みだとも思います。


それが、バイヤーさんの前に、物として現れると、わかるんでしょうね。

何をどう買うか。本質は、皮膚感覚と、すごく突き詰めたところにあるコミュニケーション。

と、気が付いて、これを書きながら、また1つ勉強になったのでした。



Photo & Text / Takashi Yamano



コメント